“変わらぬ一杯”と、“変わりゆく時代”を繋ぐ
「和」のユニフォーム。
名代 富士そば様の物語は、今から半世紀以上も前の1966年に「そば清」として始まり、その後1972年「名代 富士そば」としてチェーン展開しました。1号店は渋谷で、その後新宿、池袋、西荻窪など、東京の主要な繁華街や駅前に店舗を拡大していきました。富士そば様がずっと大切にしてきたのは、「利便性」という考え方です。駅のそばや賑やかな街の中心に次々とお店を出し、多くのお店で24時間、温かい一杯を提供し続けてきました 。どんな時間でも、お腹が空いたときにそこにいてくれる。そんな安心感こそが、「富士そば」の変わらぬ魅力なんです。
富士そば様は、ユニフォームを単なる備品ではなく、ブランドを表現する大切なツールとして位置づけています 。
特にこだわったのは「和」のテイスト。増加するインバウンド需要を意識し、制服を通して日本の食文化を視覚的に伝えたいという明確な戦略がありました 。
このビジョンを形にするため、私たちは生地の選定から色合わせ、細部に至るまでの仕様を何度も協議させていただきました。
ご担当者様からは、「生地からオリジナルで何度も色合わせをして作ってもらい、想像通りの出来上がりでした」との温かいお言葉をいただいています 。
まもなく10年を迎えるこのパートナーシップは、単なる製品の提供を超え、お客様のブランド価値を共に高めていく私たちの姿勢そのものです 。
そんな、名代 富士そば様に、おすすめのメニューやお店へのこだわり、三光白衣のユニフォームへの想いをお伺いしました。
Q:おすすめのメニューを教えてください。
A:定番の「かけそば」「たぬきそば」「きつねそば」「天ぷらそば」のほか、「かつどんセット」「ミニカレーセット」など、丼ものとのセットメニューも豊富です!季節限定のメニューや、店舗ごとのオリジナルメニューもあります。
Q : この地へ出店した理由。この地の良いところを教えて下さい。
A:東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県に出店中です。 お客様にお気軽にまた便利にお立ち寄り頂ける様に、 繁華街や駅前など、利便性の良い場所へ出店しています。
Q : 店舗や調理器具へのこだわりを教えて下さい。
A :24時間営業の店舗が多い:大半の店舗が24時間営業をしており、時間帯を問わずにご利用している頂けます。
自由な経営スタイル:チェーン店でありながら店長の裁量が 大きく、各店舗の切磋琢磨したオリジナルメニューもあります。
直近ではそば出汁の抽出時にウルトラファインバブル水を活用し、そばつゆの出汁感を向上させています。
Q : 競合店にはない、貴店の強みや特徴について教えて下さい
A :「三つのこだわり」
「生そば」へのこだわり:毎朝、各店舗に直送される打ち立ての生そば。その場で茹で上げることで、そば本来の豊かな風味と食感を提供します。
「つゆ」へのこだわり:小豆島の醤油から作る「かえし」と、こだわりの出汁。伝統が息づく深みのある味わいが、そばの旨みを最大限に引き立てます。
「かつ丼」へのこだわり:一枚肉を使用し、ご注文ごとに丁寧に調理。作りたてならではの美味しさと満足感をお届けする、不動の人気メニューです。
Q : 今後の展望を教えて下さい。
A:都内を中心として首都圏に新規出店をしておりますが、 最近では郊外にも店舗を構え、ご家族のお客様の集客にも力を入れております。
Q : 制服制作の理由を教えて下さい。
A:制服の持つ役割は、明確に二つの側面を持っています。
一つは「衛生管理上でも必要」という実用的な側面であり、
もう一つは「制服でも富士そばを表現できたら」という、ブランドアイデンティティを伝える側面です 。
Q : 三光白衣とのお取り組みが始まったキッカケを教えて下さい。
A:制服のお付き合いは、もうじき10年になります。
三光白衣さんの事は元々、存じておりました。1960年代、東京の繫華街を舞台に、共に創業し切磋琢磨した歴史があり、ご縁を感じております。
Q : 制服制作にあたり、注力したことや三光白衣へリクエストしたことを教えて下さい。
「和」を纏い、世界を迎える
ユニフォーム制作の際に特に重要視されたのが「『和』のテイストを意識したデザイン」です 。
このデザインには、「インバウンド需要も意識」するという、当時の市場環境を捉えた明確な戦略的意図がありました 。
ユニフォームを単なる作業着ではなく、店舗の雰囲気や看板、内装と同じように、日本の食文化を訪日外国人観光客に視覚的に伝えたい。
このビジョンを三光白衣さんにも深く理解していただき、カタチにしてほしいとリクエストしました。
Q : 制服が完成した時の感想を教えて下さい。
A:日本の食文化を、従業員の姿を通して世界からのお客様に伝える。その想いを形にするため、 “生地からオリジナルで何度も色合わせをして作ってもらい、細部に至るまで仕様の打ち合わせをして作った、こだわりの制服です。”想像通りの仕上がりで、とても満足でした!
Q : 今後、制服に対して何か期待することや、改善したい点はありますか?
A :次の制服はデザインはもちろんですが、機能性ももっと盛り込んだ制服を作ってもらいたいです。
ブランド表現という「攻め」の視点に加えて、従業員の働きやすさやパフォーマンス向上という「守り」の視点にも重きを置いた制服を作れるように、こちらからもどんどん意見を出して、三光白衣さんとともに、カタチにしていきたいと思っています。